平成30年度 霧島市立医師会医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 454 100 49 90 168 356 780 937 1025 318
退院患者数全体に対し、60歳以上の患者が70%を超えております。また、小児科・小児外科に係る0歳以上、10歳以上の区分の患者数は全体のおよそ13%を占めており、増加傾向にあります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 25 24.40 12.58 24.00 76.08
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 22 16.32 16.17 0.00 81.23
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なしA-DROP スコア2 21 16.00 15.17 19.05 85.48
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 16 27.75 20.92 18.75 86.75
130030xx99x6xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等26あり 14 18.43 18.35 0.00 74.50
当院内科では、内科全般にわたる横断的な治療を行っております。
尿路感染症や肺炎等に対する薬物療法や、非ホジキンリンパ腫に対する化学療法といった入院治療が多く、高齢者の方に多い疾患となっております。
肺炎や尿路感染などにより入院治療が長期化する症例は、他病院と連携し、転院による継続的な診療を行っております。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 122 12.60 10.08 8.20 75.17
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 75 19.76 10.42 1.33 75.08
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 51 3.84 2.67 0.00 63.75
060140xx97x00x 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 35 15.91 10.58 11.43 76.46
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 34 16.91 7.75 5.88 76.09
前年度同様、胆管炎に対するステント留置やドレナージなどの内視鏡的治療、肝細胞癌に対する経皮経肝化学療法の入院治療が上位を占めております。大腸腺腫に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)は、平成30年度の診療報酬改定以降、DPC算定対象となり、上位5コード内で3番目に多い入院疾患となっております。当院では先述したEMRやESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)等の内視鏡的治療症例も多く、二次医療圏内で専門的な内視鏡治療や検査を広く行っております。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 182 4.19 3.01 1.65 68.67
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 149 22.85 17.66 17.45 81.97
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 61 5.75 4.47 0.00 70.34
050030xx97000x 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1なし、1あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 42 21.07 12.52 2.38 70.40
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 39 16.54 11.01 0.00 81.21
当院の循環器内科の入院治療として、狭心症や急性心筋梗塞等の虚血性心疾患に対する心臓カテーテル検査や治療が上位を占めます。当該疾患は緊急を要するものも多く、当院では24時間緊急で対応出来る体制を整備しております。患者数が2番目に多い心不全による入院は、薬物療法や食事療法等による入院で、高齢者の方に多く今後も増加する事が予測されます。心不全により入院治療が長期化する症例は、他病院と連携し、転院による継続的な診療も行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 68 5.18 4.96 4.41 67.21
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 35 6.71 5.49 0.00 41.97
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 31 7.65 6.52 0.00 63.16
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 24 10.79 8.95 12.50 73.04
060035xx0101xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 22 26.77 30.09 9.09 68.00
外科で対応している疾患の当院上位5疾患です。
前年度と比し、鼠径ヘルニアに対する手術症例が最多となっており、平成30年度の診療報酬改定以降、DPC算定対象となった事が影響しております。
虫垂炎や胆嚢結石、腸閉塞等の疾患も多く対応しております。低侵襲の腹腔鏡下手術や、肝胆膵高難度手術の他、当院の消化器内科とも連携した化学療法といった、胃、大腸、肝臓、胆道、膵臓等の癌の専門的治療も幅広く行っております。
また、24時間緊急手術に対応できる体制を整備しております。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 27 13.63 11.87 0.00 68.59
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 11 2.00 3.43 0.00 68.82
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 8.98 - -
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 14.58 - -
040020xx97xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術あり - - 8.66 - -
平成30年度の7月より呼吸器外科の入院治療を開始し、専門医による肺癌を中心とした胸部疾患の外科的治療の中核病院を目指しております。
主に肺癌に対する外科的手術治療や気胸、縦隔(じゅうかく:胸膜によって左右の肺に隔てられた部分を指します)に発生した腫瘍に対する外科的摘出術が入院症例として挙げられます。肺癌に対する経気管肺生検法(TBLB)と呼ばれる気管支鏡検査目的の入院も多くなっております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 121 30.45 26.30 85.95 85.81
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 副傷病なし 38 22.61 19.61 76.32 78.55
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 36 11.47 5.68 8.33 54.22
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 21 28.38 22.27 38.10 70.57
160850xx01xx0x 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 副傷病なし 15 30.53 16.24 20.00 50.33
高齢者の方の転倒による大腿骨骨折は、年々増加傾向にあり、当院整形外科でも当該症例に対する入院診療が最多となっております。在宅復帰を目指したリハビリテーションも長期化する事が多い為、当院での急性期治療後は、地域の他の医療機関と治療計画を共有し、在宅復帰に向けた包括的な支援を行っております。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 22 22.45 16.16 4.55 72.95
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 18 26.00 16.18 27.78 69.89
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 12.86 7.28 14.29 64.43
010070xx02x0xx 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 手術・処置等2なし 13 9.69 9.72 0.00 74.62
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 13 10.38 9.69 7.69 83.38
脳神経外科の入院症例の多くは、過年度同様、脳梗塞に対するエダラボン投与による脳保護療法や理学療法です。指標5.にて後述しますが、当院は地域包括ケア病棟での当該脳外科疾患等に対するリハビリテーション介入や、回復期病棟を有する他の医療機関への転院調整を早期に図るよう努めております。また、脳出血や脳動脈瘤に対する穿頭術や開頭術による治療も多く行っております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 副傷病なし 60 5.17 6.19 0.00 0.98
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 51 1.02 2.14 0.00 2.24
080270xxxx0xxx 食物アレルギー 手術・処置等1なし 38 1.00 2.47 0.00 7.21
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 33 4.33 5.42 0.00 3.03
030270xxxxxxxx 上気道炎 30 4.47 4.96 0.00 1.40
前年度と比し、食物アレルギーに対する負荷検査テスト等の入院患者が、上位5疾患内に挙げられます。当該入院は、従来は"短期滞在手術等基本料"の算定対象でありDPC対象外でしたが、平成30年度の診療報酬改定によりDPC対象となった事に因ります。
気管支炎や肺炎といった呼吸器疾患や川崎病等、急性期の入院医療を担い、地域のクリニックの先生方とも連携をとり小児科診療を進めております。
小児外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 17 2.94 2.82 0.00 3.76
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 副傷病なし - - 6.78 - -
11022xxx02xxxx 男性生殖器疾患 陰嚢水腫手術等 - - 4.73 - -
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 - - 5.49 - -
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし - - 5.42 - -
平成28年10月の診療開始以降、入院患者数は年々増加傾向にあります。鼠径ヘルニア手術や急性虫垂炎に対する外科的手術や抗菌薬投与による保存的加療を中心とした入院診療を行っております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 45 14 - 28 - 19 1 7,8
大腸癌 28 17 44 42 25 29 1 7,8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 31 - - 16 - - 1 7,8
肝癌 15 16 18 - - 70 1 6,7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
いわゆる「5大がん」である胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がんの患者数を、初発のUICC病期分類(※)と再発に分けて集計しています。
当院では、平成30年度7月より呼吸器外科の入院治療を開始し、肺がんの症例に対する外科的手術や、抗がん剤による化学療法等の治療が増加しております。

※UICC病期分類 ... 国際対がん連合(UICC)によって定められたTNM記号による病期分類。
原発巣の大きさと進展度を表すT(T1~T4)、所属リンパ節への転移状況を表すN(N0~N3)、遠隔転移の有無を表すM(M0、M1)の3記号を指標として、がんの進行度をStageⅠ~Ⅳまでの4期に分けることができる。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 18 13.94 61.00
中等症 60 18.62 81.87
重症 12 19.83 85.83
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、普段の日常生活を送っている中で発症した肺炎の事であり、病院内で発症した肺炎は含みません。重症度は、年齢や身体所見による肺炎の重症度分類(A-DROPシステム)により分類しており、数字(スコア)が大きいほど、より重症となっていきます。前年度と比べ、"中等症"及び"重症"に分類される肺炎に対する平均在院日数が若干短縮しております。
高齢な患者の方ほど重症化・診療の長期化となる傾向にあり、長期診療が必要な患者の方は急性期治療後、地域の病院との連携により転院継続診療を行っております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 85 23.16 75.81 27.96
その他 - - - -
脳梗塞患者の多くが、発症日から3日以内に当院に入院となっております。当院では、当症例に対しエダラボンという薬品を投与する保護療法やリハビリを行います。退院患者のおよそ4人に1人は、他院の回復期病棟等に転院しリハビリを継続しますが、当院は地域包括ケア病棟を有しており、当該病棟でのリハビリ継続等により在宅復帰を目指せるよう努めております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 15 8.40 23.67 46.67 83.93
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K6262 リンパ節摘出術(長径3cm以上) - - - - -
K651 内視鏡的胃、十二指腸ステント留置術 - - - - -
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 - - - - -
胃瘻造設術(PEG)が前年度同様、多く実施されております。食事の経口摂取が困難な方や、食べてもむせ込んでしまい肺炎等を引き起こしやすい方を主に対象とします。術後管理は長期化する事も少なくなく、退院時の転院率も高い傾向にあります。PEG造設が必要となった他病院で入院中の患者さんの紹介を受け、当院にてPEGを造設する症例も多く、造設後管理が安定した後に紹介元の医療機関で継続管理となります。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 138 1.91 15.57 9.42 77.89
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 76 3.14 14.99 1.32 74.87
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 51 0.80 2.08 0.00 64.29
K654 内視鏡的消化管止血術 40 0.98 16.25 12.50 73.90
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 32 0.06 11.22 0.00 74.84
前年度と同様に、内視鏡的胆道ステント留置、大腸ポリープ切除(EMR)、選択的動脈化学塞栓術(TACE)といった手術を多く行っております。肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓術は、予定入院として実施される事が多く、術後の転院率も低くほとんどの患者さんが在宅へ復帰されます。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 62 2.35 3.79 0.00 71.26
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 32 3.91 16.22 6.25 81.06
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 30 0.03 20.30 0.00 69.27
K597-2 ペースメーカー交換術 12 1.00 12.83 0.00 82.92
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 11 0.36 15.64 9.09 71.55
循環器内科の手術件数の多くは、過年度同様、冠動脈ステント留置術やペースメーカー移植・交換術が占めております。当該診療科の手術は、緊急を要するものも多く、当院では24時間緊急で対応出来る体制を整備しております。狭心症や急性の心筋梗塞に対する冠動脈ステント留置術は、急を要し24時間緊急的に行われる事が多い為、手術前の日数平均は短い傾向にあります。
また、不整脈に対するペースメーカー手術や、カテーテル治療後の定期的な検査・治療等も行っております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 63 1.38 7.30 0.00 63.78
K6335 鼠径ヘルニア手術 56 0.98 1.91 3.57 65.91
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 43 5.02 18.14 6.98 67.35
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 30 0.43 5.30 0.00 41.70
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 14 4.36 19.14 0.00 69.79
前年度と同様、外科で多く実施されている手術が、腹腔鏡下に行われる胆嚢摘出術で、胆嚢炎や胆嚢結石、胆嚢ポリープといった症例を対象に行われます。
虫垂切除術は、急を要する場合が多い術式で、当院では24時間緊急的に開腹、もしくは腹腔鏡下で手術に対応出来る体制を強いております。
また、消化器癌に対する悪性腫瘍切除術も行っており、大腸癌手術では8割が低侵襲性の腹腔鏡下手術です。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 16 2.31 12.19 0.00 70.69
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K5143 肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) - - - - -
K502 縦隔腫瘍、胸腺摘出術 - - - - -
平成30年度の7月より呼吸器外科の入院診療を開始しており、肺癌に対する外科的肺切除術を多く実施しております。多くは胸腔鏡下(胸腔鏡と呼ばれる小型のカメラを装着した棒状の手術器具をいいます)で行われております。胸腔鏡を用いる利点として、従来の開胸手術と比べて手術の傷が小さく、術後の早期回復が見込まれる事が挙げられます。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 103 6.71 21.27 75.73 84.18
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 39 3.82 12.33 12.82 54.38
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 34 8.82 25.97 88.24 81.76
K0821 人工関節置換術(肩,股,膝) 29 3.00 25.21 34.48 72.45
K0463 骨折観血的手術(鎖骨,膝蓋骨,手(舟状骨を除く),足,指(手,足)その他) 22 3.18 16.23 9.09 58.05
整形外科では、高齢者の方の転倒による大腿骨骨折に対する手術が、前年度同様、多くを占めております。手術方法として、ワイヤーやネジ等による固定法や折れた骨頭を除去し人工物で作られた骨頭に置換する方法を行っております。術後は長期的なリハビリを要する事も多く、回復期病棟を有する他の医療機関と協働し、在宅復帰に向けた支援を行っております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 21 0.48 13.81 14.29 81.48
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 0.50 8.57 7.14 74.14
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 12 3.17 20.67 8.33 62.50
K1425 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) - - - - -
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) - - - - -
前年度と比べ、順位に変動こそありますが、同術式が上位3つを占めております。
慢性硬膜下血腫に対する穿孔洗浄術が、前年度同様最多となっております。慢性硬膜下血腫は交通外傷や高齢者の転倒等に起因するものが多く、穿孔洗浄術は1.5cm程度の小さな穴を頭蓋骨に開けて、そこから血腫を洗い流す手術方法です。主に緊急で行われる事が多く、手術施行前の日数平均は短い傾向にあります。
経皮的頸動脈ステント留置術は、予定的に実施される事が多い術式となっております。
破裂・未破裂脳動脈瘤に対する、開頭クリッピング術やコイル塞栓術も行っております。
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) - - - - -
当院の小児科の手術として、腸重積症に対する空気整復(空気を注入し、入り込んだ腸管を押し戻す方法)による腸重積の解除が挙げられます。
小児外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 23 0.96 1.00 0.00 4.61
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) - - - - -
K836 停留精巣固定術 - - - - -
K6333 臍ヘルニア手術 - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) - - - - -
平成28年10月以降の小児外科診療開始に因り、小児外科領域における外科的手術の件数も増加傾向にあります。鼠径ヘルニア手術による短期入院や、虫垂炎に対する虫垂切除術が多く挙げられます。虫垂切除の多くは腹腔鏡下(腹腔鏡と呼ばれるカメラを挿入し、カメラモニターを見ながら行う手術)で実施され、開腹手術と比べ傷が小さく、術後の回復も早い等の利点があります。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 14 0.33
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 19 0.44
異なる - -
上記表の数値は、各合併症の退院患者に占める件数と発生率を表しております。
癌や細菌感染による重篤な合併症で敗血症や播種性血管内凝固症候群(DIC)、また手術等の合併症では狭窄や出血等があります。これらの合併症は、発症すると長期に渡り入院治療が必要である事が多い為、発症を未然に防ぐよう一層の注意を払っています。
更新履歴
2019/09/27
平成30年度病院指標を公開